ドイツで学ぶ英会話 レベルチェックテスト編
こんにちは、細田です。
前エントリーに引き続き、今度はレッスン前のレベルチェックテストの様子。
日本と決定的に違うのは、契約や受け入れ業務をやった人がレベルチェックテストも担当したこと。これ結構驚きでした。
実は日本のベルリッツでもレベルチェックテストをやったのですが(その後前エントリーの引き継ぎ問題が発覚し、日本では授業をうけていません)、日本では授業をやっている講師がやってきてスコアをしっかりつけて事務職の日本人に引き継ぎます。
ドイツでは英語を流暢に話せる人が多いので、それで十分受講者のレベルチェックができるのでしょう。
さて、レベルチェックでは以下のようなことを行いました。とはいっても大きく分けて2種類だけです。
1. スモールトーク。自己紹介から始めて話を膨らませます。
2. 与えられたテーマに対する会話。「最近行った海外の旅行先は?」というお題がわりかし突然提示された。突然話題が変わったので「have+完了形」をしっかり使えてるかのテストだったと思う。ほかにも文法の運用を問う話題がもうひとつぐらいあったように思うが、ひとつは忘れてしまった。
これも日本ベルリッツのイラストパネルを使ったシステマチックなレベルチェックテストは大違いで、簡単なやりとりの中から総合的な英語力をふわっと判定しているようです。
結果は、レベル4と5の間くらいとのことでした。中の下〜中の中、といった感じの位置付け。
文法知識だけなら上級クラスだとおもうが、それを会話中で運用しようとするとちょっとしたミスが多くなる、とのこと。
まさに精読を重視してきた日本式英語教育の賜物だと思います。
まあ、文法知識をしっかり会話で運用できる回路を作る訓練をすればいいわけですよね。頑張ろう。
とにかくレベル5から始めてもよいだろう、という判断を貰った。わからないことやつまずくことが多かったらレベル4に戻ることもできるから安心してね、と言ってくれた。
日本で聞いた話だと、日本人の70%はレベル3以下(初級レベル)、20%はレベル4,5、6あたり、残り10%だけが上級のコースにクラス分けされるそうです。(日本ではレベル4にランク付けされたのですが、「だから安心してね、あなたの英語力は決して低くありません」みたいなニュアンスで慰められてた)
ちなみに、僕のTOEICスコアは、最高810点、4年前に最後に受けたときは730点。いわゆる「Bクラス」くらいだと思う。英語を仕事に使う人にはよくある点数だろう。
ドイツに出てきて感じるのは、この程度の英語力では十分なコミュニケーションが取れないということ。
海外に出てしまえば英語ができることはごく当たり前のスキルであるように見受けられる。
街中のフツーのドイツ人のほうが格段に英語上手だし、「ワタシ、英語、チョットデキる」程度では欧米では使い物にならないだろう。
次回以降は実際に授業を受けてみての雑感を、できるだけ多めに書いていきたいと思います。
海外留学や転勤、転職を見据えて英会話学校に通おうと思っている方々に、少しでも参考になれば幸いです。